当行では、今回取引先である「サヌキ畜産フーズ株式会社」さまにて、AI活用をテーマにしたワークショップを実施しました。
地域に根差した事業を展開しながら、ECやSNS発信にも積極的に取り組む同社にとって、DXは今後の成長に欠かせないテーマです。今回のワークショップでは、当行DX担当 安友 が講師となり、「AIをどう活用するか」を中心に、実践的な内容を共有しました。現場の課題を起点に、AIを"使える技術"として捉えるための学びの場となりました。

DX担当 安友 が参加者の皆さまに向けて趣旨を説明している様子

各チームが課題に真剣に取り組み、担当者や社長がその様子を見守っている場面。当行高松支店の担当者もチームに混ざり、一緒に取り組みました。
■ワークショップの内容
ワークショップには、幅広い部門から社員の皆さまに参加いただきました。前半では、AIの基本的な仕組みやプロンプトの入力のコツ、メール作成など日常業務での活用事例をご紹介しました。
特に反応が大きかったのは、
・プロンプトの入力方法
・メール作成をAIに依頼する
・架空の売上データを即座に作る
といった、すぐに業務へ応用できるテーマです。
後半は、参加者を5チームに分け、「自身の担当業務における課題解決にAIをどのように活用するか」を大きなテーマにワークショップを実施しました。各チームが現場の課題を共有し、AIに指示を出しながら解決策を分析することで、実践的な気づきが多く生まれました。

AIを活用してワークショップに取り組む各チームの様子

増田社長が温かく、かつ力強い眼差しで社員の皆さまの取り組みを見守る姿
■現場と共に育てるAI活用と今後の取り組み
今回のAIワークショップは、単なる技術紹介ではなく、「現場の課題にAIをどう結び付けるか」を共に考える場となりました。AI活用は、一度で完成するものではなく、現場の理解と試行錯誤を積み重ねながら育てていく取り組みです。
当行としても、今後も取引先と連携しながら、業務改善やデジタル活用の支援を継続していきます。
増田社長にインタビュー ——— 現場の悩みから始まった"まず触れてみる"挑戦

当社 代表取締役社長 増田 浩氏
■ワークショップ開催の背景
当社では、AIに関する情報が社内に十分浸透しておらず、「AIを使っているつもりでも、それが本当にAIなのかわからない」という声が多く聞かれていました。検索機能を使うだけでもAIの一部ではありますが、生成AIのように業務に活かすレベルには至っていなかったと思います。
ワークショップで実際に触れてみると、
「1日触るだけで理解が深まった」「これは活用できると感じた」
といった声が上がり、社内の空気が変わり始めました。
特に文書作成や企画書づくりなど、時間のかかる業務での活用に期待が高まっています。

DXやAIへの考えを真剣に語る社長の姿
■AI活用に伴うリスクへの向き合い方
同社では、AI活用に伴うリスクも理解したうえで、「まずは触れてみる」姿勢を大切にしています。リスクは承知の上で、まず試してみることが大切だと思います。楽しみながら使ってみて、ビジネスにも活かせれば効率は大きく上がります。実際、AIに質問すると"当たり障りない答え"が返ってくることもありますが、それは与える情報が不十分なだけで、使いこなし次第で精度は大きく変わるといいます。
■人口減少という避けられない現実
AI導入の背景には、深刻化する人口減少もあります。三豊市では出生数が大きく減少し、将来の労働力不足は避けられません。今の仕事を守りたいという気持ちはわかりますが、少ない人数で回せる体制を作らないといけません。業務の中には、誰も使っていないデータを毎日入力していたり、手書き作業が重複していたりと、見直すべき点が多くあります。AIはその"無駄の可視化"にも役立つと期待されています。
■現場の紙文化をどう変えるか
製造現場では、日報や報告書など紙の文化が根強く残っています。"製造が終わった後に、皆が帰った後でまとめ作業をしている"という状況も珍しくありません。音声入力で日報を作成したり、AIが誤字脱字をチェックしたりするだけでも、現場の負担は大きく減らせます。紙をなくすのが理想です。話した内容がそのままきれいにデータ化されれば最高ですね。
■AI時代でも"人が担うべき領域"は残る。
一方で、当社はAIにすべてを任せるつもりはありません。特に食品関連の新商品企画など、"人の感性"が必要な領域は、今後も人が担うべきだと考えてます。
美味しさはAIでは作れません。10年後もそこは変わらないと思います。
AIはあくまで"人を補助する存在"。人が考え、AIが支える ——— そんな未来像を描いています。

未来への展望を笑顔で語る社長
■金機関との連携で、より実践的なAI活用へ
今回のワークショップは、普段から取引のある金融機関との連携で実現しました。不特定多数向けのセミナーとは違い、企業の実情に合わせた内容で進められる点が大きなメリットです。裏がない関係だからこそ、安心して相談できます。投資として価値がある取り組みだと思います。


■本件にかかるお問い合わせについて
下記の電話番号またはサイト内のお問い合わせフォームよりご連絡ください。
お電話:088-656-1125(担当:安友)
聞き手:とくぎんサクセスクラブ事務局 泉 はる香
写真:当行高松支店 小泉 翔
(2026年4月作成)


